FTA(自由貿易協定)

【Free Trade Agreement】
二国間の関税やその他の貿易取引に関するルールやサービス貿易(金融サービスも含む)の障壁などを撤廃する内容の協定のこと。
WTO(世界貿易機関)では多国間での合意が必要とされる協定に比べ、FTAでは二国間同士で柔軟な協定内容を締結できるため、近年では世界の貿易自由化の推進役となっている。

本来、WTOのルールでは二国間での最恵国待遇措置は認められていないが、GATT24条4項では、貿易自由化の経済効果を理由に一定の要件の中で二国間協定が認められている。さらにGATS(サービス貿易に関する一般協定)5条では、サービス貿易の推進にともなう労働力の移動やその他の実質的なすべての差別の撤廃が定義されている。

日本では、1998年以降、民間セクターにおいて日本企業の東アジア域内生産分業の進展が背景にあり、東アジア諸国とのFTA締結交渉を積極化した。
2005年5月現在、日本はシンガポール・メキシコの2ヶ国との間でFTAが発効され、フィリピン・マレーシアの2ヶ国と締結合意、さらにタイ・インドネシア・韓国等と締結交渉を進めている。