債権放棄
【debt waiver】
経営が悪化した企業の再建支援をするために、金融機関が貸付金の一部または全部の返済を免除すること。債務者側からみた場合には、債務免除という。
関係者が裁判所を通じた法的手続をとらないで私的に協議して、借り手企業の債権債務を処理するという私的整理の1つの方法で、一般的には再建計画と引き換えに行われる。
1999年以降、不振企業の経営の早期立て直しと、不良債権の最終処理を目的として、ゼネコンや不動産会社を中心に次々と行われた。
債権放棄は関係当事者のみの合意だけで決められるため、手続の透明性や公平性を確保する必要があり、2001年9月に「私的整理に関するガイドライン」が策定され、経営者の退任や減資等による株主責任の明確化、3年以内の債務超過解消と経常黒字化を条件として定められた。