ゼロ金利政策
短期金融市場金利をほぼゼロの水準に誘導・維持する金融政策のこと。
具体的には、1999年2月の金融政策決定会合において、日本銀行が採用し、翌年の2000年8月まで続けられた。
短期金利を明示的な操作目標としている点においては、従来型の政策の延長と位置づけることも可能ではあるが、名目金利の非負制約(原則としてマイナス値での金融取引は成立しない)から従来型の政策の限界点ということもできる。
これに対し2001年3月に採用された政策は、金利ではなく日銀当座預金残高をターゲットとしており、量的緩和と呼ばれている。
ただし、先立つゼロ金利政策下においても、安定的なゼロ金利を実現する必要性から、日銀は金融調節を通して恒常的に超過準備を発生させており、両政策のもとにあって、ともにゼロ金利と日銀による潤沢なマネタリーベースの供給(超過準備の発生)の並存が生じている。