ヘラクレス市場

ソフトバンクとアメリカNASDAQを運営するNASD(米国証券業協会)が大阪証券取引所と提携して、2000年5月に開設した新興企業向け株式上場市場のこと。

東京証券取引所が1999年11月に開設した東証マザーズや日本証券業協会が運営するジャスダック(旧:店頭株式市場)などと新規上場企業をめぐる激しい争奪戦を繰り広げていた。しかし、2002年8月、アメリカNASDAQは期待していたほどの新規上場企業数が伸びなかったことを理由として、日本からの撤退を表明し、ナスダック・ジャパン市場は同年の12月にヘラクレスと名称を変更した。

ヘラクレス市場の株式公開基準には、質的に優れた高成長企業を対象とするスタンダード基準と、事業規模は小さいが潜在的な成長性に優れた新興企業を取り扱うグロース基準とがある。

公開基準全体としては、純資産や時価総額、税引前利益などの選択性基準があることから、マザーズと比較すると若干厳しい。

ディスクロージャー(情報開示)に関しては、マザーズと同様、四半期ごとの業績報告を義務づけしているが、マザーズが求めているIR活動の一環としてのアナリストなどへの会社説明会を年2回開催する、というような規定は定めていない。